人間の精神

GizmoV22009-12-30

見たのは大分昔,Sixth day.アーノルドシュワルツネッカー.

クローン技術完成後の話.6d法で人間のクローニングが禁止されている.神は6日目に人類を作った(創世記より).
しかし作られてしまうという話.ここでは記憶までもクローニングできるところまで技術が進んでいる設定.

他人から見ればまったく同じ.でも自分ではない.自分が死んでそのかわりにクローンが作られて全てが元通りになる.これは非常に恐ろしい.クローンは飽くまで他人だが,当人以外からみると同一人物.当人にすれば同じ記憶を持った他人.
意識とは,今見ているこの像は一体何か.輪廻転生はない,と思っている.一度きりだろう.転生できる生物と無生物の線引きはどうなるのか.この世の生物の数が常に一定なんてことはあるまい.自明なこととして土台になっているもの,世界を構築している最も根本的なものについて否定するのは俗に言う自己言及のパラドックスになってしまうのではないだろうか,だとすると今後も理解することは難しいかもしれない,うまく説明できないが言いたいことは伝わるのだろうか...
というわけで攻殻機動隊が見てみたいのです.