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今使っているRICOH IPSIO NX60Sは公式にLinux用のppdが配布されておらず,gutenprintのデータベースにもないのでLinux環境下ではVMware経由で印刷せざるを得なかった.でもこの機種はBrother HL-5040のOEMとのことであり,こちらのppdはfoomatic-dbに登録されているのでこれを代用して印刷することにした(適当に選んだgutenprintのppdでも印刷することは出来る.それだと解像度の設定,プリンタのスタンバイ状態について等特有の機能が設定できない).
手順は簡単で,
まずfoomaticのHP*1からppdを入手し,cups*2でプリンタの追加をする際にこのppdを選択した.foomaticフィルタが必要なのでパッケージfoomatic-filtersを入れ,cupsを再起動した.
このままではマージンがおかしいので,
wget http://www.linuxprinting.org/download/printing/align.ps
wget http://www.linuxprinting.org/download/printing/alignmargins
chmod 755 alignmargins
su
./alignmargins
の様にマージンを調整した*3.
ディストリはGentoo Linux.まだ使い込んでいないため,何か問題が出てくるかもしれない.5040とNX60Sにはトナーの互換性はないらしい.他にも仕様で違う点があるかもしれないので注意されたい.ちなみに,ここまで書いておいてなんだけれど何かあっても責任はとれません.
余談だけれど,プリンタ情報を信じると800ページ以上印刷しているにもかかわらずトナー残量は95%(ドラムの使用回数の限界に対しての間違い。失礼しました。).ほとんど文書だけどインクジェットの感覚に慣れているとまさに無尽蔵.
追記
ハーフトーンのパターンがWindows環境(VMWare)で純正ドライバを用いて印刷したものと若干異なるが,個人的には5040のドライバで印刷した方がずっと綺麗に写るとおもう.純正ドライバも画質の設定項目が結構あるのでそれをうまく調整すれば画質向上が見込まれるがそれは面倒.
いずれも解像度は最高値,純正ドライバでは"階調印刷を改善する"にした.
さらに追記
ハーフトーンのパターンは,純正ドライバのデフォルトとHL-5040用ppdでのWell-Tempered screeningというハーフトーニングアルゴリズムが対応している模様.